Gazprom

16.10.2016

2本のスーパーゴールと痛恨の負傷離脱

 FCシャルケ04は10月15日(土)、敵地でFCアウグスブルクと対戦し、1-1で引き分けた。試合は長い間互角の攻防が続き、緊張感に包まれていた。そして、両チーム共に1本ずつ理想的なミドルシュートを決め、ドローに終わった。ただしシャルケは、ブレール・エンボロの負傷という大きな損失を伴うこととなった。

 最重要かつ痛恨のニュースとなったのは、ブレール・エンボロの数ヶ月以上にわたる離脱だ。同フォワードは前半、コンスタンティノス・スタフィリディスから激しいタックルを受け、途中交代を余儀なくされると、そのまますぐに病院へと搬送された。そこでエンボロは、厳しい検査結果を言い渡される。それは、足首の複雑骨折だ。クリスティアン・ハイデルは、「この日の輝きを全て奪う、これ以上ないほどの悲劇だ。彼がブンデスリーガで通用するということは誰もが気づいていた。アウグスブルク戦でも、交代するまでは最も目立っていた選手だった。そしてそれが、まさにその怪我の名前通り、折れた。もちろん、彼がこれを乗り越えられるよう我々が支えるつもりだ」と期待の新人の離脱を嘆いた。エンボロは、土曜日の晩にアウグスブルクですでに手術を施された。

 

 その事件が起きるまで、WWKアレーナでは互角の戦いが繰り広げられていた。両チーム共にあまり多くの得点チャンスを演出できずにいたが、ナビル・ベンタレブが65分に20mの位置からゴールマウス揺らす強烈なシュートを叩き込む。ベンタレブの豪快なシュートはバーを叩き、そのまま地面に跳ね返って外へ出たが、審判補助システム『ホークアイ』の活用もあり、ゴールと判定された。「ブンデスリーガ初ゴールを決めたのは当然嬉しい。シュートがラインを割ったことは、すぐには分からなかった。線審が旗を揚げたときにようやく分かり、喜ぶことができたよ」

 

 だが、ベンタレブはもちろん、できればその初ゴールでチームを勝利に導きたかったという。「当然、勝利したかった。全体的にはまずまずのパフォーマンスだったと思う。残念ながら、2点目を奪えなかった」と振り返る。その2点目を奪うチャンスは、先制した直後に訪れていた。途中出場したイェフヘン・コノプリャンカがフリーでシュートチャンスを得たが、同選手のシュートはGKマルヴィン・ヒッツに防がれた。

 

 マルクス・ヴァインツィール監督も、「2点差になっていれば試合は決まっていただろう」と、勝点3を逃した悔しさを語った。だが、そのピンチを凌いだアウグスブルクが勢いに乗り、ダニエル・バイアーが同じく「月間ベストゴール」に選ばれてもおかしくない見事なミドルを叩き込み、同点にした。ヴァインツィールは、「ボールが運よく彼の足元に転がり、それを見事に決めてみせた。次は勝者としてピッチを去るために、もっと一貫したプレーをしなければならない」と反省した。

 

 今回は確かに勝利を手放す形となったが、それでも公式戦3試合連続無敗という事実も忘れてはならない。マネージャーのクリスティアン・ハイデルは、「だからこの勝点1は私にとって決してマイナスではない。この結果を素直に受け入れて、マインツに勝たなければならない」とコメント。ベネディクト・ヘーヴェデスも、「勝点3が欲しかったが、この引き分けを受け入れ、次のホームで迎えるマインツ戦で勝利する」と前向きな姿勢を貫いた。だが、その前の木曜日(10月20日)には難敵FKクラスノダールとのヨーロッパリーグが控えている。この試合と、そのあとに待ち受ける壁をシャルケは、FWブレール・エンボロ抜きで越えていかなければならない。エンボロの一日も早い復帰を願うばかりだ。