Gazprom

24.10.2016

風向きは変わったが、道のりはまだ長い

 うまくいかなかったシーズン序盤はもう過去のこと。シャルケは、どんどんと調子を上げている。日曜日の夜、マインツ戦に勝利したことで、その認識が間違っていないことを証明した。それでも道のりがまだ長いことは、チーム共通の認識だ。

 この日2得点の活躍を見せたナビル・ベンタレブは、「良いパフォーマンスを披露する事ができたし、90分間に渡って集中力を保つことができた」とマインツとの戦いを振り返った。前節の敵地アウグスブルク戦で、移籍後初得点を決めたベンタレブだが、この日も開始23分に先制点を決めた。シャルケは序盤から安定した守備をみせていたが、この先制点によって余裕が生まれ、試合を有利に進めることができた。

 

 すると48分と61分という後半の早い段階で、マックス・マイヤーとベンタレブが得点。ベンタレブは、「個人的には、シャルケでの初めての1試合2得点を嬉しく思っているよ」と自身のゴールを喜んだが、「だけど、最も大事なのはもちろん勝点3」と続け、チームの勝利を祝った。

 

ハイデルが古巣に帰還

 この日特に感動的だったのは、クリスティアン・ハイデルがマインツに戻ってきたことだ。ハイデルは、今年の夏にシャルケに来るまでの25年間をマインツのために過ごした。そのため、「もちろん、私にとっては特別な試合だった。何年も一緒に仕事をしてきた人々と再会したのだから」と語ったが、「それでも試合中はそのことを一旦わきに置く事ができたし、良い結果が出て嬉しく思っている」と試合後に語った。

 

 この勝利で上昇傾向はさらに顕著になった。直近の公式戦5試合では、4勝1分けで、失点もたったの2。ELのザルツブルク戦も含めたホームでのここ3試合の成績は、3連勝、10ゴール、1失点というさらに見事な数字が並ぶ。ボール奪取から素晴らしいセンタリングで先制点をお膳立てしたレオン・ゴレツカも、「状況は変わったと信じている。これから上位との差を詰めていきたい。今までも、そんなに悪いわけではなかったが、結果だけがついてこなかった」とコメントを残した。

 

へーヴェデス「積み重ねていかなければ意味が無い」

 皆が安堵の表情を浮かべている。しかしキャプテンのベネディクト・へーヴェデスは、気を引き締めることも忘れなかった。「僕たちはまだ7ポイントしか勝点を獲得していないし、冷静さを失ってはならないとわかっている。まだ何も成し遂げていない。この先も積み重ねていかなければ、この勝利は僕たちに何の意味ももたらさない」

 

 正しい次の一歩を踏み出せるかどうかは、26日(水)の20時45分(日本時間 翌3時45分)から試される。シャルケはDFBポカールの2回戦を、敵地でニュルンベルクと戦う。そしてその3日後にはドルトムントでのダービーがシャルケを待ち受ける。

 

 ゴレツカは、「今はニュルンベルク戦が控えている。簡単な試合にはならないだろう」とまずは次戦のことを考え、「それが終わったらダービーに集中する」と今週の2試合へのアプローチを説明した。そして最後にへーヴェデスは、「ハードワークしてきた成果をさらに発揮できることを願っている」と今後への期待を口にした。