Gazprom

15.11.2016

ナスタシッチ「ハードワークが報われた」

 昨シーズン、ナスタシッチのプレー時間は、わずか17分間だった。第1節、3-0で勝利したブレーメン戦でアキレス腱を断裂。復帰のために必死にリハビリをこなしたナスタシッチは、「つらい思い出」である当時を振り返った。

 「復帰までにどれくらいの時間を要するのかが分かった時は、まるで殴られたかのような気分だった。最初はなかなか受け入れられなかったよ。けど、2週間くらい経って、強くあろうと決心したよ。そして前よりもさらにたくましくなって帰ってこようと心に誓ったんだ」

 

 そして有言実行を果たした。ナスタシッチは、今シーズンのブンデスリーガの10試合中8試合でフル出場。シャルケのディフェンス陣の核としてプレーを続ける。1対1に強いだけでなく、組み立て時にも大事な役割を果たしている。「とにかく今はチームに100%を捧げることを意識している。たとえそれがトレーニングであっても試合であってもだ。僕の哲学は、メンタルよりも技術で解決しようとするものだけどね」

 

自分たちに言い聞かせたんだ。僕らは強いチームで、素晴らしいメンタリティーを持っている。

マティヤ・ナスタシッチ

 シーズン序盤にあったブンデスリーガでの5連敗には、ナスタシッチも他の選手同様に悩まされた。「全く経験したことがない状況だった。プレシーズンマッチでは、ほとんどの試合に勝利していた。誰もが良い準備ができたと手ごたえを感じていたのに、蓋を開けてみたらあんな状況になってしまった。毎日一生懸命努力したのに、突然うまくいかなくなってしまった。毎回、連敗を止めようと試合に臨んだにも関わらず、全く勝点が獲得できなかった」

 

 「とてもがっかりしたよ。特にELではうまくいっていたからね。自分たちに言い聞かせたんだ。僕らは強いチームで、素晴らしいメンタリティーを持っている。下位から抜け出せる。他のチームのことを考えても仕方が無い。自分たちで解決するんだ。だから、メンヘングラードバッハ戦での勝利と連勝が始まったことが殊更に嬉しかったんだ」

 

 ピッチの外でも嬉しいことがあった。5月に長年連れ添ってきた彼女と結婚したが、数週間前にマルコ君が誕生した。「睡眠時間が少し短くなったよ」と微笑むナスタシッチだが、彼のパフォーマンスに悪影響はない。それどころか好影響を受けているのではないだろうか。