Gazprom

20.11.2016

忍耐とチーム力が勝利の鍵

 11月19日(土)の試合では、最初の20分こそスムーズにゲームを運べず苦しんだが、それからはギアを一つ上げ、シャルケは最終的に敵地で貴重な勝点3を獲得した。ヴォルフスブルク相手のこの1−0の勝利のおかげで、シャルケの公式戦無敗記録も10に伸び、シーズン開幕直後の失敗を徐々に取り戻してきている。

 そして、ベネディクト・ヘーヴェデスにとっては、この勝利が人一倍大きな意味を持つこととなった。と言うのも、ヘーヴェデスはこの日、ブンデスリーガ100勝目を迎え、W杯優勝経験者のヘルムート・クレメアーズの記録に並び、さらにシャルケの歴史にも名を刻んだのだ。ヘーヴェデス以外にこの数字をマークしたことがあるのは、このクラブには他に8人しかいない。ちなみに、シャルケ内で最多勝利数を誇るのは、土曜日に72歳の誕生日を迎えたクラウス・フィヒテルで、188勝となる。

 

 フォルクスワーゲン・アレーナで最後に勝利を祝福できたのは、レオン・ゴレツカの活躍があってこそ、と言っても過言ではない。同MFは82分、ズィアト・コラシナックの左からのピンポイントクロスにエリア内中央で合わせ、決勝ゴールを叩き込んだ。代表ウィーク中の対イタリア戦から好パフォーマンスをキープしているゴレツカは、「ウィンターブレイクまで引き続き順位を上げていきたい」と目の前の目標を語った。

 

 もしゴレツカのシュートが決まっていなければ、100勝目という話題とは別でヘーヴェデスについて話題が持ち切りとなっていただろう。なぜなら、キャプテンが60分過ぎに相手のエリア内でルイス・グスタヴォに倒されたのだ。そのシーンは明らかなファールだったが、主審フェリックス・ツヴァイヤーが誤審で笛を鳴らさなかった。「主審はエリア内で異なる角度から見ている。僕はかなり感情的になって説明しようとしたが、それでも判定が変わるチャンスはなかった。その後レオンが決め、結果的にそのシーンが影響しなかったからよかったよ」とヘーヴェデス。

 

 マルクス・ヴァインツィール監督もキャプテンの言葉に賛同し、「幸いにも決勝ゴール入ってくれたから、後になってそのシーンを大きく取り上げる必要がなくなった」とコメント。そして、前半は両チームともに上手く攻撃が機能せず、ヴァインツィールはハーフタイム中にロッカールームで指示を出し直したという。「機能していなかったところ全てを一緒に話し合った。そうしたら、後半に修正できて最終的に順当な勝利を収めることができた。全体的に我々の方が危険だったし、チャンスもたくさん演出した」。一方、クリスティアン・ハイデルは、「チームはまたしても良い守備をして、後半はヴォルフスブルクをストップさせていた。いずれにせよ、後半彼らが危険だったシーンが思い出せない」と安定したチームの守備力を称賛した。


ナウドが古巣相手に勝利

 また、この勝利の陰の立役者となったのはナウドだ。ナウドはこの日、ヘーヴェデスとマティヤ・ナスタシッチの間の3バックの一員として出場し、古巣相手に戦った。ナウドは、「元所属クラブとの対戦は簡単ではなかった。前半の終盤はヴォルフスブルクに押し込まれてしまった。後半は僕たちの方が明らかに良かったが。でも、ディエゴ・ベナグリオが何度か素晴らしいセービングをしていて、ずっと0−0の拮抗した内容だった」と振り返る。しかし、試合の結果に関わらず、同CBはヴォルフスブルクのサポーターから大きな拍手を受けていた。そして、「勝敗を分ける鍵の一つ」になったかもしれない自身のチームの「我慢強さ」を称賛し、「前半は少し慌てる時間帯があった」と反省点も挙げた。

 

 そして、豊富な運動量で右サイド全体を掻き回していたアレッサンドロ・シェプフは、「このチームの一員でいるのはとにかく楽しい。ヨーロッパリーグのニース戦はとその後のダルムシュタット戦では、何が何でも自分たちのこの調子を維持したい」と述べ、次の試合を心待ちにした。