K8 Gazprom

09.07.2017

9-1― テデスコのデビュー戦でライトが4ゴール

 ドメニコ・テデスコは7月8日(土)、FCシャルケ04の監督としてのデビュー戦を大量得点の勝利で飾った。5187人の観客が訪れたシュティムベルク・シュターディオンで、シャルケはSpVggエアケンシュヴィックに9-1で快勝。先制点を挙げたドニス・アヴディヤイのほか、ハジ・ライトが4ゴール、イェフヘン・コノプリャンカと内田篤人が2ゴールずつ決めた。

 6部リーグ所属のエアケンシュヴィックとのテストマッチでは、パブロ・インスアもシャルケ選手としてデビューを果たした。期限付移籍先のCDレガネスで直近2シーズンをプレーし、今夏デポルティーボ・ラ・コルーニャからシャルケに完全移籍した同DFは、このテストマッチの先発メンバーに名を連ねた。それに対して、コンフェデレーションズカップ勝者のレオン・ゴレツカと、U21欧州選手権勝者のティロ・ケーラーマックス・マイヤー、そしてフェリックス・プラッテはまだ休暇中のため、このテストマッチに不参加となった。また、W杯予選後まだトレーニングを再開していないナビル・ベンタレブギド・ブルクシュタラーマティヤ・ナスタシッチの3人もエアケンシュヴィックに同行しなかった。スイス代表のブレール・エンボロも、長期にわたる負傷離脱後、現在徐々にトレーニングの負荷を上げている最中のため、メンバーには入っていない。更にテデスコはベネディクト・ヘーヴェデス(鼠径部の手術)とアレッサンドロ・シェプフ(十字靭帯負傷)の起用も当然諦めることとなった。

 

 観客の期待通り、シャルケはキックオフ直後から試合のコントロールを握り、ボールを繋ぐ。そして8分、ドニス・アヴディヤイが先制点を挙げる。同FWは本来右サイドからクロスを上げたのだが、ボールはエアケンシュヴィック選手に当たって軌道が変わり、そのままゴールネットを揺らすこととなった。その数分後、イェフヘン・コノプリャンカがエリア内でデニス・コナルスキに倒されPKを獲得。これをコノプリャンカ自身が確実に決めてシャルケに2点目をもたらす(14分)。

 

 シャルケ3点目を挙げたのも、コノプリャンカだ。同選手は27分、左サイドのダニエル・カリジュリのクロスを、ゴール5m前から押し込んだ。シャルケは更なるチャンスに恵まれるが、ポスト直撃のアヴディヤイのシュートなど、前半にこれ以上リードを広げることはできなかった。対するエアケンシュヴィックも37分に絶好のチャンスを得るも、このシュートはゴールネットの左外側に当たった。

 

 テデスコはハーフタイム中に6人の選手を交代。後半から出場したうちの1人は、内田篤人だ。この日本人選手は後半が開始して3分経たないうちに、シャルケに追加点をもたらした。内田はペナルティーエリア右角からファーポスト目掛けて左足でシュートを放ち、見事シャルケ4点目を決めた。この素早いゴールは、シャルカーが後半もまったく気を抜かずに攻め続けるという意志の表れだ。そして54分、シャルケが更なる追加点を挙げる。得点自体は驚くべきことではなかったが、その得点者は少し意外とも言えるかもしれない。対戦相手を引き付けたハジ・ライトの絶妙なラストパスを近距離から押し込んだのは、またもや内田だ。これで同選手は、シャルケで初めてのドッペルパック(1試合2得点)を記録した。

 

エアケンシュヴィック:クンツ – バンバ、アヴチ、マンドラ、キュンディヒ – トットマン、レーマン、ブレッカー、コナルスキ - ヴェーセンドルフ、ザヴァツキ
S04:フェアマン(46分ニューベル) - インスア、ナウド(46分ヘンメリッヒ)、スタンブリ – コケ(46分内田)、マッケニー、ガイス、カリジュリ(46分テクペテイ) - アヴディヤイ(46分レーゼ)、ディ・サント(46分ライト)、コノプリャンカ(60分サム)
GOAL:0-1アヴディヤイ(8分)、0-2、0-3コノプリャンカ(14分、27分)、0-4、0-5内田(48分、54分)、0-6、0-7、0-8、0-9ライト(58分、61分、65分、73分)、1-9ドレッパー(77分)
主審:ツァーンハウゼン
観客数:5,187人

 5ゴール目をアシストしたライトも、その後58分に自ら得点を記録する。アメリカ出身の同選手は更に61分、GKとの1対1から近距離シュートを決めてシャルケに7ゴール目をもたらすと、そのわずか4分後にバーナード・テクペテイのアシストで0-8とし、ハットトリックを記録した。しかしライトの快進撃はここで終わらない。U19からプロ昇格を果たしたばかりの同ストライカーは、ヨハネス・ガイスの右CKに頭で合わせて、自身4点目を挙げた(73分)。

 

 しかしこの日一番大きな歓声が上がったのは77分だ。サシャ・ドレッパーがホームの観客の前でシャルケから1点を奪い、1-9とする。その前に2度素晴らしいセービングを見せたアレクサンダー・ニューベルだったが、このドレッパーの近距離シュートは防ぐことができなかった。この後は両チームとも追加点を挙げることはなく、試合は1-9で終了。一週間密度の濃いトレーニングに取り組んだ後で、士気高く試合に臨んだシャルカーは大いにファンを喜ばせ、盛大な拍手を受けた。

 

 2017-18シーズンの準備期間中2つ目のテストマッチは、7月15日(土)に行われる。対戦相手はSCパーダーボルン07だ。3部所属の同クラブとの対戦は、ベンテラー・アレーナで14時5分より行われる。